通常モードに始動いたしました

記憶がないほどに・・・・、振り返るとあり過ぎるのでそのままにしておきたいと思います。

いつだったかの奈良井宿がピンクにに染まり


梅雨が明けたとたんにいきなりの猛暑。
奈良井へ来て24年・・・・、初めて扇風機なる物を購入




お休みをしている間に修理に出していた椅子の張替えが出来上がり


良いじゃ~ないですか~icon06
しばらく部屋で使ってみたり(笑)



職人さんはやはり違う。しっかり張替えしてもらいました。



この厳しい暑さはいつまでなのでしょうか?

もう一台扇風機買おうかと・・・・、考えてるところです。



長くお休みを頂きましたが通常営業へ切り替えます。
が・・・・

急なお休みがありましたらばUP致しますので宜しくお願い致します。




  
  • LINEで送る


2021年07月22日 Posted by 湖月堂の猫 at 15:03修理、ビフォー・アフター!

哀愁

夏になると「硝子」を並べたくなる。秋の気配を感じる頃になると何故かこのガラス達の佇まいに「哀愁」を感じる・・・・。それを結構楽しんでいるのだから「哀愁」といって良いのか?(笑)・・・・もの悲しさを楽しんでいるのか?・・・・。



「高級 御硝子器」6客。一緒に入っていたのは麦藁のストロー
昭和8年の新聞が挟まっていて、この箱の中は昭和初期。

工場はすでに秋の風。この硝子、この色、過ぎ去った夏が・・・、何だろう?。夏休みが終わってしまった小学生頃の寂しさみたいな?
で、やっぱりそう言う上手く言葉に出来ない感情を楽しんで、古い物にはそう言う事を思わせる魔法を持っていて、その魔法にかかる人とかからない人がいるんだと思っております。

私は・・・・かかる(笑)

微妙に不揃いです(笑)。そういうの、カッコイイよね。




古い「帳場机」

チョット、before&after

この手、意外と部品が一部取れてたりするんだけどこちらは欠損無し、ですが歪みと天板に穴ポコと反りがあり


天板だけは何とかしたくて「交換」を。


この一番目立つ部分の交換、新しい板を持って来てしまうとこの机の良さが「半減」、異質な色合いでも「残念」になってしまう大切な部分


で、以前取っておいた古材。
何処を直したのか・・・・?分からない(笑)。
上出来ですicon06

いつもやってから思い出す(笑)、ガラス交換。Beforeをいつも撮り忘れる



直しながら思い出しつつ・・・
「バカなのか?」と

あまりにも出来上がりが楽しみ過ぎて、ついつい急いで直してしまうと言う訳です。



秋になる頃咲き出す「嫁菜」・・・多分

ひっそり、こっそり咲いている花屋さんには並ばない小さな花。

ここはすでに「秋」ですので、「秋に哀愁」を楽しまないとicon14

  
  • LINEで送る


2020年09月09日 Posted by 湖月堂の猫 at 21:29修理、ビフォー・アフター!

帳場箪笥の塗り直し

昨日降った夕立の・・・・

雨粒が大きくて、数えられるのではないか?と眺めてしまいました(笑)。数えないけど。
おかげで今朝の寒い事ったらないわ。靴下はいてストール巻いて・・・、やはり秋へ一歩近づいたのか町中の空気は秋の移ろいを感じさせております。



思い入れのある家具だから・・・と、塗り直しのご注文、出来上がりです。


何年も大切にきっと大事な物をしまっておいたのだろうと推測の帳場ダンス。
こちら背板に「一大事」の時には背負って逃げられるように細工がされており・・・
「さすが」と感心

古い和家具、使い込まれた家具は引き戸の部分の溝がすり減り戸が当たってしまいます。溝を埋め直して掘り直さないと「擦れ」はどうしても起きてしまうのです。が・・・・・
今回はそこん所、修理無しで。

                                                                                                   

 
←before


















after→
擦り漆、3回かけてあります。



和家具の金具、ゴージャスな物は座金が大きく作られている物があるけれど、あれはつまりこう言う事で・・・、手掛けの部分、一番触る訳で
座金があれば漆が剥がれる事は抑えられる訳なのです。

昔の物は「打ち直し」、「塗り直し」、「仕立てなおし」、「削り直し」・・・使い捨てではない、使えなくなるまで
そんな時代・・・だった・・・と、過去形でしょうか?


キズもそのままに、金具も外さずに・・・
「いくらで出来ますか?」のご質問にはお答えできなくて、
現物を見ないと何とも言えないのでそこの所ご了承下さい。



上がり框のリメイク。漆が塗り上がりました。
漆、三回塗り。
↑こっちは一度目の塗り

擦り漆の仕上がりは生地の木の種類によっても異なります。
今回天板は「栓の木」脚材は「ケヤキ」



塗り上がりは光沢がありますが漆は時間と共に馴染み落ち着いて行きます。


午後・・・

お見事な入道雲
過ぎ去ろうとしている「夏」・・・って感じでしょうか?

  
  • LINEで送る


2020年08月23日 Posted by 湖月堂の猫 at 15:26修理、ビフォー・アフター!

床板(とこいた)のリメイクです

beforeは床の間(とこのま)の板だったもの。afterは、テレビ台にとのご要望。

ケヤキの一枚板のキット立派な床の間だったのではと、推測。板の厚みが違ってて、反り止めのアリ溝が斜めに彫られてる格好になるのだけれど・・・、割れてしまって・・・・。


こんな風に厚みが違ていても表になる面の平面を出し鉋を掛けて仕上げたのだろうと。いつぐらいの物なのか?機械で引いたのでは無さそうな、裏面の仕上がり具合から。アリの溝も完全に手彫り。

割れてしまってた部分をあえて表の面に持って行き、「野ズラ」・・・って言うけど木の「耳付き」?風に(笑)。それもご要望で。


削り切れなかったアリ溝は後ろへ回して埋め木。
天板、地板に古材を。

天板だけ着色したかの様に色が濃なっていて、それがまた良い感じに仕上がって歴史が沁みついた板の貫禄でございます。


三枚縫い合わせて「風呂敷変わり」に使っていたのでしょうか?
案山子の柄が何とも愛らしい。
お子様の浴衣だったのでしょうか?





吾妻袋3枚に変更です。
ほころびが一か所、若干「シミ」有。薄くした漂白剤で試みたのですが、完全には取り切れず・・・。

昔の綿の浴衣柄って、プリント技術の進歩した現代では真似のできない「味わい」があり、進歩したからこそ出せなくなった「味わい」なのだろうと・・・。
ホツレ・・・・補強かけてあります。



精工舎からSEIKOへ


いつから?SEIKOになったのか?
大正13年頃から製品にSEIKOが使われ始めたんだと、SEIKOさんのHPからです。

レトロチックなモダン、古びているのにカッコイイ歳のとり方をしていると、こういうの見ると自分自身も「そうでありたい」と思うのです。
この微妙~な古さ、好きicon06


本日木曜日。
・・・・・・・・・・、
間違えてお店を開けてしまいました(笑)。
なので、吾妻袋を3枚製作~

  
  • LINEで送る


2020年08月20日 Posted by 湖月堂の猫 at 15:55修理、ビフォー・アフター!

やはり・・・「夏」である・・・・

朝晩寒いからって(涼しい)、思い込みからでしょうか?。てっきりもう秋がそこまでって思っており・・・・・・
店内で、ずーっとマスクは結構息苦しいicon11。ちゃんとこれから「夏」が来るんだと思わせる奈良井の空でございました。



漆器、蓋付角鉢・・・・。かなり、可愛そうなほどに手入れができておらず・・・
桜の沈金が可愛かったので、撫でてあげました。

洗って落ちる汚れではなく・・・、何なんだろう?


コンパウンドで磨きをかけて
最後に「サラダ油」を薄ーく薄ーく伸ばしながらの艶上げ



長方形の角鉢です。内側は・・・・磨いてませんicon10



「トキワマンサク」の苔玉を

やたらと格好が良かったもので
ベニバナなのか?シロバナなのか?・・・・・ワカリマセンicon11

本来ならばあるはずの「宵祭り、本祭り」が神事のみ行われる今年の「夏祭り」。コロナ対策をしながらの、それでも何だか分からなく時だけが過ぎて行きます。夏祭りからのお盆突入なのですが・・・・、世の中の方々は?お盆休み?子供たちは夏休み?
奈良井宿・・・・、昨年に今頃よりもお客様に来ていただいてる気がしております。ヤッパリ、「宿場を楽しむ」と言う視点でしょうか?。歩くだけならば「コロナ」、気にしなくても良いもんねface02






  
  • LINEで送る


2020年08月10日 Posted by 湖月堂の猫 at 15:53修理、ビフォー・アフター!