床板(とこいた)のリメイクです
beforeは床の間(とこのま)の板だったもの。afterは、テレビ台にとのご要望。

吾妻袋3枚に変更です。 ほころびが一か所、若干「シミ」有。薄くした漂白剤で試みたのですが、完全には取り切れず・・・。
昔の綿の浴衣柄って、プリント技術の進歩した現代では真似のできない「味わい」があり、進歩したからこそ出せなくなった「味わい」なのだろうと・・・。 ホツレ・・・・補強かけてあります。
精工舎からSEIKOへ

いつから?SEIKOになったのか? 大正13年頃から製品にSEIKOが使われ始めたんだと、SEIKOさんのHPからです。
レトロチックなモダン、古びているのにカッコイイ歳のとり方をしていると、こういうの見ると自分自身も「そうでありたい」と思うのです。 この微妙~な古さ、好き
本日木曜日。 ・・・・・・・・・・、 間違えてお店を開けてしまいました(笑)。 なので、吾妻袋を3枚製作~
ケヤキの一枚板のキット立派な床の間だったのではと、推測。板の厚みが違ってて、反り止めのアリ溝が斜めに彫られてる格好になるのだけれど・・・、割れてしまって・・・・。

こんな風に厚みが違ていても表になる面の平面を出し鉋を掛けて仕上げたのだろうと。いつぐらいの物なのか?機械で引いたのでは無さそうな、裏面の仕上がり具合から。アリの溝も完全に手彫り。
割れてしまってた部分をあえて表の面に持って行き、「野ズラ」・・・って言うけど木の「耳付き」?風に(笑)。それもご要望で。

削り切れなかったアリ溝は後ろへ回して埋め木。 天板、地板に古材を。 
天板だけ着色したかの様に色が濃なっていて、それがまた良い感じに仕上がって歴史が沁みついた板の貫禄でございます。
三枚縫い合わせて「風呂敷変わり」に使っていたのでしょうか? 案山子の柄が何とも愛らしい。 お子様の浴衣だったのでしょうか?





